こんにちは、社会人TOEICerのNori (🐤@Nori_odashi)です。
今回はそんな声にお応えし、《ラジオ英会話》についてご紹介します。
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☆中学英語で止まっている人
☆文法アレルギーのある人
☆いまいち文法を使いこなせない人
《ラジオ英会話》ってなに?どうやって聞くの?ってひとはこちらの記事を参考にしてください。
2018年度《ラジオ英会話》はここが違う!
2018年度NHKラジオ講座は大幅な改編がありました。
《ラジオ英会話》がその筆頭で、これまで10年間担当していた遠山顕先生から、大西泰斗先生に交代しました。
ちなみに遠山先生は今年度《遠山顕の英会話楽習》という講座を担当しています。
《ラジオ英会話》に負けず劣らず良い講座なので、こちらもぜひ一度聞いてみてくださいね。
また、講師の交代により内容の位置づけも若干変わっています。
担当講師と内容の位置づけ、どのように変わったのかを紹介します。
講師は『一億人の英文法』の大西先生!
講師の大西先生はこれまで、TVのNHK教育(Eテレ)で「しごとの基礎英語」を担当していました。
英文法の本質を解説するスタイルで英語嫌いな生徒を数多く救ってきた先生です。
また、『一億人の英文法』という文法参考書が有名です。
『一億人の英文法』はAmazonのカスタマーレビューは300件以上で☆4.0という驚異的な評価です。
ちなみに、共著のポール・マクベイさんも《ラジオ英会話》に出演しています。
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私が受験生だったころ、『一億人の英文法』はまだ発売されていませんでしたが、大西先生は既に有名人でした。
その解説の評判を聞きつけた私は『英単語イメージハンドブック』を買って勉強しました。
基本動詞や前置詞のイメージがわかりやすく図解されていて、スッと頭に入ってきた感覚は衝撃でした。
今の私の英語力の柱は大西先生にあるといっても過言ではありません。
2018年度《ラジオ英会話》は文法中心!?
大西先生が担当するにあたって、内容の位置づけも若干変わっています。
2017年度の《ラジオ英会話》は「英会話」を重視した内容で、対象は社会人に近いレベルでした。
それに対し、2018年度はどうでしょうか?
大西先生は《ラジオ英会話》へのメッセージでこう述べています。
この1年間は、語順を中心に「話すための英語文法」を解説していきます。もちろん頭で理解しただけで英語を話すことはできません。それを番組中のトレーニングで自然な感覚にまで仕上げていきます。
(NHKゴガクHP https://www2.nhk.or.jp/gogaku/english/kaiwa/message.cgi より引用)
そう、「英文法」にスポットライトを当てて、英会話力をアップさせる内容になっています。
日常会話だけでなく、大学入試や資格試験にも役立つ内容に仕上げています。
これはNHKとしてのひとつの挑戦だと感じられます。
それは「実用英語」「入試英語」という区分をやめ、「本当に必要な英語」を提供するということ。
NHKゴガクの看板講座《ラジオ英会話》を大幅にリニューアルするというのは大きな挑戦です。
そして《ラジオ英会話》はその期待に応えている講座です。
一度聞いたらやめられない《ラジオ英会話》の魅力とは?
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《ラジオ英会話》での大西先生の解説は、簡潔でポイントをつかんでいます。
また、大事なことは何度でも繰り返します。
例えば《ラジオ英会話》内では、英語は修飾を後ろからする、という基本的なルールを「説明ルール」と呼んでいます。
そしてことあるごとにリスナーに復唱させます。
「説明は、後ろに並べる」と日本語で(笑)
他にも例えば、 arrive と get それから reach という単語。
どれも日本語では「着く」と訳されますが、それぞれのイメージは若干異なります。
arrive であれば、自動型(自動詞)なので、単純に「足を踏み入れる」動作のイメージ。
get も自動型ですが、「得る」というイメージが前置詞 to と結びつくことで to の方向へ「動いて到着をする」イメージ。
reachは他動型なので、対象物に直接はたらきかけて「手が届く→たどり着く」イメージ。
といった解説です。
この解説だけでも、どの場面でどの単語を選ぶのが「センスがある」と思われるかの分かれ目になることがわかりますよね。
また、補助教材となるテキストではしっかりイラストが入っているので、より効果を高めてくれます。
《ラジオ英会話》レベル別の勉強法!
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さて、ここでは《ラジオ英会話》をより効果的に学ぶ方法について教えます。
とはいっても、その人のレベルによって負荷も違います。
なので、ここでは2つのレベルにわけて紹介します。
・初心者レベル(TOEIC未受験~450点レベル)の【基本プラン】
・中級者(TOEIC450点以上レベル)の【応用プラン】
このプランに則って勉強することで、「ただ講座を聞くだけ」より2倍も3倍も効果的に英語力をアップできるはずです。
【基本プラン】
①月~木 放送回スキットの音読(5回)
②金~日 キーフレーズの暗唱
大前提ですが、放送は毎日ちゃんと聞きましょう(笑)
たしかにストリーミング放送やCDならまとめて聞くこともできます。
ですが、初心者レベルであれば勉強の習慣化の意味でも毎日聞くべきです。
①スキットの音読
月曜日~木曜日は新しいスキット(本文)放送です。
放送後に、最低でも5回は《音読》をしましょう。そんなに長い文章ではないので5回読んでも5分とかからないはずです。
初級レベルであれば、《音読》は英語力向上に絶大な効果があります。
《音読》の効果は音読がTOEIC初心者にオススメな理由とそのやり方に詳しく書いているのでぜひ参考にしてください。
金曜日は月~木の復習です。そして土日は放送がありません。
金曜日は放送回を聞くのは当然ですが、できれば土日も金曜日の放送を聞きましょう。
これも、毎日15分の聞く時間を捻出する、という習慣化のためです。
②キーフレーズの暗唱
各回放送後には、キーフレーズの暗唱をしましょう。
暗唱もさまざまなやり方がありますが、私のおすすめは《瞬間英作文》的なやり方です。
英文だけを暗記するのではなく、和訳から情景をしっかりイメージして、高速で英訳するイメージです。
頭の中でしっかり英文を組みたてる意識を持つことが大事です。
《瞬間英作文》も過去にその効果や具体的なやり方を《瞬間英作文》で中学英文法をマスターし、英会話の第一歩を踏み出そう!に書いているのでぜひ読んでみてください!
《瞬間英作文》で中学英文法をマスターし、英会話の第一歩を踏み出そう!
【応用プラン】
①月~木 放送回スキットの暗唱
②金~日 全スキット音読(3回)
③随時 ひとり英会話
①月~木 放送回暗唱
まず月~木は、その日の放送スキットを全文暗唱しましょう。
ここでも《瞬間英作文》を意識したやり方がいいでしょう。
なるべく情景を思い浮かべるのが大事です。
大変ですが、表現の幅がグッと広がります。
②金~日 全スキットの音読
そして金~日は全スキットの復習音読です。
一度覚えた文章なのでスムーズにいくと思います。
余裕のある人は、《瞬間英作文》しながらの《音読》をしましょう。
知識のモレを確認しながら《音読》の効果まで得られますが、これは相当疲れます(笑)
③ひとり英会話
そして③ひとり英会話についてですが、せっかく得た知識を実践で使わないのはもったいないです。
とはいっても、なかなか実践的な英会話の場がない。それが実情だと思います。
そこで、《ラジオ英会話》内で学んだフレーズや単語を使った《ひとり英会話》をしてみましょう。
《ひとり英会話》は文字通り、自分ひとりで英会話をすること。
ポイントは《ラジオ英会話》で習った表現をアレンジして使うこと。
逆説的になりますが、使う英文を制限することで逆にしゃべりやすくなったりします。
《ひとり英会話》についても、過去にその効果ややり方をまとめた英会話する相手がいない!?そんなときは【ひとり英会話】も参考にしてください!
【ひとり英会話】ひとりでもスピーキング力を確実に伸ばせるメソッド
さいごに~《ラジオ英会話》があなたの英語センスを磨く~
英語圏の国へ行き、流暢な英語を話す。
あるいは、英語をつかって外国人と会話をする。
こういった目標を達成できた人はあまり多くありません。
中学・高校で英語が得意な人であっても、です。
それは、多くの日本の学校での英語学習は「話す」ことに焦点が当たっていないからです。
2018年度《ラジオ英会話》は、「話す」ための英語を学ぶことに重点を置いています。
この講座を聞けば、最短距離で「話す」英語を身につけられるでしょう。
一緒にがんばりましょう!