こんにちは!マルチリンガールわた (🐤@norinoricotton)です😎
NHKゴガクの「まいにち」シリーズは不朽の人気を誇る講座ですよね!
今回は、幅広いレベルのスペイン語学習者に文句なしにオススメできるラジオ講座、《まいにちスペイン語》をご紹介します。
わた
・スペイン語を一から独学で始めたい人
・スペイン語の挫折経験がある人・やり直したい人
・スペイン語のリスニング音源がなくて困っている人
NHKゴガクってなに?ラジオなんて持ってないんだけど…という人は、NHKラジオ講座で外国語学習をはじめるべき理由でその大枠やストリーミングの聞き方について説明していますので、参考にしてください。
マルチリンガルCottonが導く【スペイン語】のディープな世界
まいにちスペイン語(入門編)とは?
まず、まいにちスペイン語(入門編)からご紹介します💪
①講座内容
NHKゴガク《まいにちスペイン語(入門編)》4月〜9月の公式HPでは以下のようにあります。
「“お・も・て・な・し”のスペイン語」
スペイン語圏の人たちとコミュニケーションができるように、基本的な会話力を身につけるのが狙いです。日本人の男性ナオトと女性アリサが案内役となり、スペインやラテンアメリカからの観光客に日本各地を紹介するという場面設定です。4月はスペイン人、5月はペルー人、6月はメキシコ人、7月はアルゼンチン人、8月はキューバ人、9月はホンジュラス人の旅行者を案内します。訪問する場所はそれぞれ、東京、京都、仙台、札幌、広島、長崎です。日本各地での会話を聴きながら、コミュニケーションに役立つ表現や日本特有の事柄についてスペイン語でどのように言えばいいのか、などを学んでいきます。また国ごとに微妙に違うスペイン語の多様性も紹介します。ーNHKゴガクまいにちスペイン語(入門編)より引用
講師は、神戸市外国語大学の名誉教授、福嶌教隆先生が担当しています。
20年以上もNHKのラジオスペイン語講座に携わっておられます。
わた
実は、福嶌先生には一度学会でお会いしたことがあるのですが、本当に気さくで明るい先生で、《まいにちスペイン語(入門編)》もすごく楽しい雰囲気が伝わってきます😊
そしてネイティブスピーカーのアシスタントは、上智大学教授Nina Hasegawa先生。
メキシコ出身🇲🇽で、スペイン人とフランス人ハーフで、スペイン語に加え、フランス語、英語、日本語もご堪能です。
②放送時間
放送時間は、1回15分、週に3回の放送です。
放 送:月〜水曜日 午前7:15〜7:30
再放送:同日 月〜水曜日 午後2:45~3:00
再放送:翌週 月〜水曜日 午前11:45~午後00:00
③講座レベル(難易度)
《まいにちスペイン語(入門編)》は名前の通り、初めてスペイン語を学習する方を対象としています。
レベルの目安として、国際基準のCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)でA0〜A2です。
ちなみにスペイン語技能検定(スペイン語検定・西検)5級がA1レベル、4級がA2レベルです💡
講座序盤(4月〜5月頃)は最初歩のA0レベル、講座終盤(8月〜9月頃)はA2レベル程度の難易度になります。
「生きた場面で使えるスペイン語の単語や表現を、予備知識ゼロのレベルから順を追って」取り上げていくので、初心者の人も安心です。
まいにちスペイン語(入門編)のここがオススメ!
今回の入門編では、スペインのスペイン語だけでなく、ラテンアメリカのスペイン語もしっかり取り上げているのが特徴です☝
巷に溢れる多くの教材では、スペインのスペイン語のみを扱うものが多い印象なのですが、世界で5億人いるスペイン語話者のうち、スペインは5000万人程。
そのほかの4億5000万人は主に中南米の人たちなんですよ🌎
ネイティブアシスタントのNinaさんはメキシコ🇲🇽出身ですし、番組に登場する旅行者はスペイン人🇪🇸、ペルー人🇵🇪、アルゼンチン人🇦🇷、キューバ人🇨🇺、ホンジュラス人🇭🇳と、びっくりしてしまうほどの多様性です!
ラテンアメリカのスペイン語やお国柄にも接することができるトークもオススメです。
あまりラテンアメリカのスペイン語に馴染みのない人にもぜひ聞いてほしい講座です🤗
まいにちスペイン語(応用編)とは?
次は、まいにちスペイン語(応用編)です💪
①講座内容
NHKゴガク《まいにちスペイン語(応用編)》4月〜9月の公式HPでは以下のようにあります。
「スペイン文学を味わう」
19世紀スペインの代表的な文学作品を取り上げます。ひと月に1作品をじっくり紹介します。合計で6作品を扱いますが、小説の舞台となるのは特色あるスペイン各地です。長編ぞろいですが、ストーリーが理解できるよう各課が構成されています。スペイン語そのものは非常に高度で読解が難しいところもありますが、作品朗読を通じてスペイン語の持つ響きやリズムを感じ取ってください。文学作品だけに独特の味わいがあります。また各課で作家のプロフィールやその時代背景、さらにその地方の文化的な特色なども講師とパートナーのトークでお伝えします。ーNHKゴガクまいにちスペイン語(応用編)より引用
こちらは、2017年10月~2018年3月に放送された分の再放送です。
講師は、明治大学教授の大楠 栄三先生で、数多くのスペイン語文学を日本語に翻訳してきた実績があります。
ネイティブアシスタントは、神田外語大学講師のJavier Camacho先生で、日本文学のスペイン語翻訳者としても活躍されています。
お二方とも、文学作品に関わりの深い活動をされているので、講座のテーマ通り「スペイン文学を味わう」のに適任のコンビです!
②放送時間
放送時間は、1回15分、週に2回の放送です。
放 送:木・金曜日 午前7:15~7:30
再放送:同日 木・金曜日 午後2:45~3:00
再放送:翌週 木・金曜日 午前11:45~午後00:00
《まいにちスペイン語(入門編)》と同じ時間帯で曜日だけが違う形です。
③講座レベル(難易度)
《まいにちスペイン語(応用編)》は、スペイン語の基礎がある程度身についている人向けと言えます。
レベルの目安として、国際基準のCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)でA2〜B1です。
ちなみにスペイン語技能検定(スペイン語検定・西検)4級がA2レベル、3級がB1レベルです💡
講座序盤(4月頃)はA2レベルですが、徐々にレベルが上がり、講座終盤(8月〜9月頃)はB1レベル程度の難易度になります。
まいにちスペイン語(応用編)のここがオススメ!
応用編といことで、正直なかなか一筋縄ではいかない講座になっています。
しかし『ドン・キホーテ』など、19世紀のスペイン文学の名作を原文のまま学習する機会、しかもわかりやすく解説までしてくれる講座はなかなかありません!
当たり前ながら、現代はあまり使われない表現や文法もたくさん出てきます。
しかも、引用は原文にまったく手を加えない無修正版を使用しているということで、ついていくのには、高度なスペイン語も要求されます。
大楠先生も公式HPで「まずは覚悟を決め、お付き合いいただければ幸いです」とおっしゃっているあたり、少々Sっ気を感じなくはないですが、手強いです(笑)
わた
最後に〜毎日まいにちスペイン語しよう〜
まいにちスペイン語は幅広いレベルのスペイン語学習者に文句なしにオススメできる教材ナンバー1ですが、放送回数は《入門編》が週に3回、《応用編》が週に2回、と決して多くはありません。
毎日15分ただ聞き流すだけでも効果はあるかもしれませんが、ぜひ放送時間の15分以外にも、何かしらの行動をとって、スペイン語に触れる機会を作ってみてください。
NHKゴガク講座の使い方は十人十色なので、自分に一番合った勉強方を探してみてくださいね🤗
わた
⬇「テキストは買った方がいいの?」「どうやって勉強したらいいの?」にもお答えしてます。⬇