のり
名前の通り、普段は「NHKラジオ講座」と「TOEIC」を中心に勉強している私ですが、この秋(2018年度第2回)にはじめて「英検」も受験しました。
その一次試験の受験後に書いた記事では、「合格は厳しいと思います」と書いたのですが、実は合格していました。
㊗️英検一次合格🎉
まさかの英検準1級一次試験合格してました!!
リーディング・リスニングがボロボロだったので全く期待していなかったのですが、ライティングに助けられました笑
落ちた気でTOEIC勉強に切り替えていたので、二次試験対策しないと💦笑#英検#英検合格発表 #英検準1級 #英検準一級 pic.twitter.com/mcuHxMG6UQ— Nori🍊ラジオ講座×TOEICブロガー (@Nori_odashi) 2018年10月22日
前述の記事に書いた通り、リーディング・リスニングは苦戦し合格者平均点を割ったのですが、ライティングが合格者平均を大幅に超えたことが合格の要因でした。
そんなわけで今回は、ラジオ講座のリスニングとTOEICの勉強が中心だった私が、どのようにライティング(=英作文)を得点源に出来たのかをご紹介します。
- 英作文で書くことが思いつかない人
- 英作文の勉強方法に悩んでいる人
- 英検準1級の受験を予定している人
英検準1級で一番対策が簡単なのはライティング!
そもそも英検準1級の一次試験とはどういうものなのか、復習しておきましょう。
- リーディング(大問3題 / 750点)
- ライティング(大問1題 / 750点)
- リスニング(大問3題 / 750点)
試験時間はリーディング+ライティングで90分、リスニングが30分の計120分です。
ここで注目したいのは、問題数に差があるのに配点が同じという点です。
これはつまり、問題数の少ないライティングは差がつきやすいと言えます。
しかしライティングは、独学での勉強が難しいイメージがあるため勉強が後手に回っている受験者が多いようです。
差が付きやすいのに、みんな勉強していない。
これは学習者にとってはチャンスです!
私はここに目を付け、ライティングに関しては対策をかなり実施しました。
採点ポイント15/16点、668点/750点(89%)という結果が出せたのは、この対策が功を奏したと言えるでしょう。
(逆に、ほとんど対策しなかったリーディング・リスニングはやはり苦戦しましたが…笑)
英検準1級英作文にオススメな参考書&勉強法
ここでは私が実際に使って効果の高かった参考書と勉強法を紹介します。
オススメ参考書
英検準1級のライティング対策はこの1冊で十分です。むしろお釣りが出るくらいです。
この本は全部4つのチャプターから成り立っています。
- 英作文問題を攻略する
- 英作文 基本フレーズ58
- 分野別 コンテンツブロック231
- 実践問題24
特に①の「英作文問題を攻略する」は、エッセイ全体の構成の仕方やテーマ文の傾向など、基本的な内容から説明されている点が秀逸です。
また、④の「実践問題24」では解答例が賛成・反対それぞれ1例ずつ載っているので、自分がどんな意見であっても見本になります。
参考書を利用したオススメ勉強法
この「英検準1級最短合格!英作文問題完全制覇」は良書ですが、なかなかボリュームがあるので、1冊を最初から最後まで通してやるのはかなり根気が必要になります。
そこで、私が実際にどんな勉強をしていたのか紹介しつつ、最適な勉強法を考えてみようと思います。
- 英作文問題の基本を理解する
- 実践問題を解いてみる
- 解答を暗唱
- もう1度解いてみる
基本的な書き方を知らないと勉強効率が悪くなるので、最低限の知識はチャプター1で学んでおきましょう。
ただし、一読して、書き方自体はある程度の全体像をつかめればOKとしましょう。
頭でなんとなく理解したら、あとはひたすら実践問題を解きます。
1日1つをノルマとして、解く→解答暗唱→解き直しを繰り返します。
解答暗唱は完璧になるまでする必要はありません。
ある程度覚えたかな~と思うタイミングで再現してみる練習をすると、意外とあやふやなことに気付くと思います。
暗唱したのにあやふやなポイントが自分の苦手なポイントなので、それをメモして定期的に見直すようにしましょう。
このメモが、表現力を大幅に伸ばしてくれるはずです。
※ちなみに、最初に自力で解いた文章の添削を私はしませんでした。
自分の英語力ではそれが正しく直せているのかわからないことを考えると、あまり勉強のコスパが良くないと考えたからです。
身近にネイティブや英作文プロの知り合いがいる人は添削してもらうのは効果的だと思います。
また、もうひとつ表現力を伸ばす方法として禁止ワードを設けて問題を解いてみることがあります。
これは例えば、いつも In conclusion を使ってしまうのであれば、そのワードを禁止して作文するという風に取り組む方法です。
いつも同じ表現を使ってしまう人は、同時にこれも取り入れると良いと思います。
もっと基礎から英作文の勉強をしたい人は?
上記の参考者や勉強法では難しい…と感じる人に、前段階としてオススメできる勉強をいくつかご紹介しておきます。
瞬間英作文
読んで字のごとく、瞬間的に英作文をする勉強法です。
口頭英作文と呼ばれることもあります。
特に基礎文法が怪しい人にオススメで、苦手な文法事項を徹底的にやるとめちゃくちゃ力がつきます。
巷には瞬間英作文用の教材がたくさんありますが、文法をやり直す意味合いで使うのであれば、『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』がオススメです。
スピーキングの練習としても効果的なので、やったことない人はぜひやっておきましょう。
具体的な効果やオススメの勉強法をまとめた記事もあるのでぜひ参考にしてください。
《瞬間英作文》で中学英文法をマスターし、英会話の第一歩を踏み出そう!
NHKゴガク~英借文&反訳トレーニング~
また、ラジオ講座を活用する方法もあります。
英語に関するラジオ講座はすべて聞いている私が、英検準1級のライティングに役立つと感じたのは以下の講座です。
- 遠山顕の英会話楽習
- 高校生からはじめる「現代英語」
遠山顕の英会話楽習
この講座は、昨年までの「ラジオ英会話」の後継ともいえる番組です。
その中の1つのコーナー英借文が準1級ライティングにとても効果的に感じました。
英借文とは、ダイアログの一部を借りて応用しながら英作文をするトレーニングで、まさにライティング能力を伸ばすための勉強法となっています。
英検準1級のライティングで使えるのはもちろんのこと、より実践的な表現を学べるのが嬉しいですね。
この講座についても別記事でまとめているのでぜひ参考にしてください。
【2018年度】《遠山顕の英会話楽習》はどんな人にオススメ?レベルは?
高校生からはじめる「現代英語」
この講座は、タイトルからわかるように「現代英語」についての講座です。
主にNHK WORLDで放送されたニュースを題材にしています。
AIによる業務効率化の話や、海賊版サイトの取り締まりについてなど、英検準1級で問われそうなテーマが目白押しです。
また、この講座では反訳トレーニングというコーナーがあります。
反訳トレーニングは、長めの1文を意味上のカタマリにわけて英作文をする勉強です。
いわば、瞬間英作文の応用的トレーニングとなっています。
テーマが準1級向きなうえ、こうしたトレーニングも入っているので、準1級受験者は必聴な講座かと思います。
こちらも別記事で詳しく紹介しているので、気になった方は読んでみてください。
【2018年度】《高校生からはじめる『現代英語』》は社会人にもオススメ!
さいごに~英作文、大事です~
今回は、英検準1級のライティング(英作文)に焦点を当てて記事を書きました。
正直、今でも準1級の一次試験に受かったのが信じられないのですが、結果を見れば見るほど、英作文のおかげだったんだなぁと感じます(笑)
英検準1級は語彙問題が難しく、リーディングの文章もアカデミックなテーマが多いです。
リスニングもTOEICに比べると読まれる文章が長いので、戸惑うかもしれません。
その中で、ライティングが一番対策の取りやすい分野だと私は考えます。
ライティングを制すものは、英検を制す
というわけで、英作文の勉強、頑張りましょう!!