わた
今回は、日頃アメリカのドラマを見ることがほとんどない私が、もう自分でもびっくりするほどハマってしまったドラマをご紹介します(笑)
『The Americans』 (ジ・アメリカンズ)というスパイスリラー・ドラマです😎
1980年代東西冷戦期のレーガン政権時代を背景に、ソ連情報機関であり秘密警察でもあるKGBのスパイ夫婦がワシントンDC近郊に潜伏し、生活をする様子を描いたドラマです。
どれぐらいハマってしまったかというと、6シーズン(1シーズン13話程度)を1ヶ月ちょっとで見終えてしまったほど😅
2013年から2018年までアメリカ🇺🇸FXチャンネルに6シーズンにわたり放送され、初年からAFIアワードを4年連続受賞、2018年にはゴールデン・グローブ賞など多くのテレビドラマ賞を受賞してきた作品なんですよ✨
オバマ前大統領も『The Americans』のファンだそうです(笑)
ただ、決して万人ウケするジャンルではなく、過激な性的描写や暴力・殺人シーン、アクションシーン、リアルなグロさが含まれ、はっきり言って私の得意ではないジャンル&コンテンツになっています。
これには事情があるんです(笑)
今回はタイトル通り、『The Americans』(ジ・アメリカンズ)を英語・ロシア語の観点から見たらハマっちゃった理由をご紹介します♪
わた
2019年2月現在、Netflix(ネットフリックス)で視聴可能なほか、レンタルですがAmazonプライムでも『ジ・アメリカンズ 極秘潜入スパイ』というタイトルで視聴可能です💕
- 海外ドラマ(特にアメリカドラマ)が好きな人
- 東西冷戦期のアメリカ・ソ連に興味がある人
- 過激な性的描写や暴力・殺人シーン、アクションシーン、リアルなグロさが大丈夫な人😅
- 英語・ロシア語・そのほか外国語に興味のある人💕
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『The Americans』(ジ・アメリカンズ)との出会い
まず、ジャンルもコンテンツも全然好みではないドラマをなんで見ることになったのかをご説明します!
確かに「究極の夫婦愛」だけど
そもそも、在宅ワーカーな私にとってのささやかな楽しみが、一人ランチの間、AmazonプライムやNetflixで見るドラマなんです👀
たまたまNetflixのオススメ欄で見かけたオーストラリア🇦🇺テレビドラマ 『Please Like Me』(ほのぼのとしたLGBTラブドラマ)を全シリーズ見終わってしまい、何かめぼしいものはないかとネットで調べていたら、見つけたのが『The Americans(ジ・アメリカンズ)』の紹介記事だったのです🐨
その紹介記事には「究極の夫婦愛や家族愛」と書かれていたので、
わた
と思ったわけです。
しかし、第一話の初っぱなから、過激な性的描写🙈や暴力・殺人シーン🙈、アクションシーン🙈
ワオワオって感じですね(笑)
なんとドラマで共演したのをきっかけに、主人公夫婦(ケリー・ラッセルとマシュー・リス)はプライベートでも結婚して、子供も3人いるというくらいなので、大まかな流れとしては「究極の夫婦愛や家族愛」というのも嘘ではなかったのですが😅
ハマってしまった2つの理由
それでもハマってしまった理由は2つ。
- 東西冷戦期のアメリカとソ連という時代設定
- ドラマで飛び交う英語とロシア語の徹底したこだわり
①に関しては、そもそも日本史・世界史ともに大好きで、東西冷戦期の世界に興味が湧いたからです。
特に自分が生まれるほんのすこし前に当たる時代で、現在の世界情勢・パワーバランスに直結している話なので、なおさら面白いんですよね。
ストーリーは、アメリカ国民になりすまし、諜報活動を行うソ連の一流スパイのカップルが主人公です。
米ソ間の緊迫した情勢が続く中で、世界がひっくり返ってしまうかもしれない際どい危険なミッションを次々とこなしていく二人に、ドキドキが止まりませんでした。
かなり衝撃的なシーンも多いので、物理的に心臓に悪かったと思います(笑)
「敵に狙われてピンチ!!」という夢を見たのは一度や2度ではありません😅
それはさておき、注目していただきたいのは②です!!
徹底した英語・ロシア語へのこだわり
日本でも、関西出身の俳優さんがドラマでは標準語(東京方言)を話していたり、関東出身の女優さんがバリバリの博多弁を話していたり、なんてのはよくありますよね😊
英語圏では、方言が一つの国に収まらず、アメリカ🇺🇸、イギリス🇬🇧、オーストラリア🇦🇺などなど世界中から集まった俳優陣が一つの作品を作り上げます。
それぞれの出身の言葉やアクセントを生かすこともあれば、作品によっては完全に封印して役になりきることもあるわけです👀
『The Americans(ジ・アメリカンズ)』でも、ヒロインのケリー・ラッセルはアメリカ🇺🇸出身ですが、パートナーのマシュー・リスはイギリス🇬🇧ウェールズ出身。
ストーリーでは、二人ともロシア人ながら、厳しい訓練の末、アメリカ人になりすませるほどの英語力を習得したという設定なので、完璧なアメリカ英語を話しています。
ここまでは英語圏の映画やドラマでは当たり前なのですが、次がトキメキポイントなのです‼️(笑)
それは、それぞれの役に基づいた言語設定を完璧にこなしていることです!
このドラマ制作にあたっては、監督が言語にこだわったということで、ドラマや映画の言語設定にうるさい私には、そのこだわりように惹かれました😍
ソ連大使館で働く外交官や職員、そしてソ連本部の役人の役を演じたのはロシア語ネイティブのロシア人、ポーランド人、またロシアにルーツを持つ俳優陣で、会話は流暢なロシア語。
ソ連の情報機関・秘密警察でもあるKGBに所属するスパイ夫婦はもちろん、そのほかのKGB潜伏メンバーは、ロシア人であることを隠し、生まれから生粋のアメリカ人であるふりをしているので、仲間内の会話でも盗聴や万が一のことを恐れて基本的に英語のみで話します。
ただ、彼らがアメリカに配属される前までの回想シーンなどでは、ロシア語を話さなければならないということで、完璧なロシア語を話せるよう猛特訓したということで、ロシア語ネイティブの俳優陣が驚くほどの完成度だそうです✨
また、アメリカに亡命してきたロシア人の話す英語も、ロシア語が第一言語である人の、英語学習者らしい英語であったり(be動詞の欠如や時制の混同など)、
逆にソ連に亡命したアメリカ人が、初心者としてロシア語を勉強していることが見受けられるシーン(複数形や格の間違いを指導官に指摘される)、
他にも韓国系アメリカ人が話す英語や、アフガン系の人が話す英語など、それぞれの役どころに合わせた言語を使うシーンが盛りだくさん!!
日本のドラマや映画では、すべてがそうだとは言いませんが、かの大河ドラマでは、イギリス商人の設定なのに妙なアメリカ英語を話していたり、かの邦画では、英語ペラペラ帰国子女という設定なのに英語が怪しかったり、とその部分の詰めが甘く、残念に感じることが多いんです😂
わた
まとめ〜過激シーンがOKなら見る価値あり!〜
今回は、私がハマってしまった『The Americans(ジ・アメリカンズ)』のトキメキポイントについてご紹介しました😚
私個人としては、このドラマがきっかけで、しばらく置き去りにしていたロシア語の学習意欲が再燃したので、嬉しいです(笑)
何度も言っている通り、このドラマは過激な性的描写や暴力・殺人シーン、アクションシーン、リアルなグロさが多く、また明るい話題は終始ありません。
でも「そういうの全然OK〜」という人や「好きじゃないけど見れるかも」というぐらいの人だったら、是非是非見てほしいドラマです💕
英語やロシア語を学習中の人や、理解できる人は言語的な観点からより楽しめること間違いなしです👍
わた
2019年2月現在、Netflix(ネットフリックス)で視聴可能なほか、レンタルですがAmazonプライムでも『ジ・アメリカンズ 極秘潜入スパイ』というタイトルで視聴可能です💕