のり
さて、現在TOEIC対策用単語帳といえば、金のフレーズと金のセンテンスが有名ですが、どちらを使うほうが良いのでしょうか。
金のフレーズを60時間、金のセンテンスを25時間勉強してTOEIC925点を取得した私が、感想を書いていきたいと思います!
- TOEICの単語帳選びに悩んでいる人
- 効率よくTOEICの点数を伸ばしたい人
- ぶっちゃけ金フレと金センのどっちがいいかを知りたい人
買うべきは金のセンテンス!
結論から書きます。どちらかで悩んでいるのであれば金のセンテンスを買うのをおすすめします。
というのも、金のセンテンスは金のフレーズの全ての見出し語+αで構成されているからです。
本書は、その金フレ(改訂版)のすべての見出し語(1000語)を含む、「TOEICに出る」約1500の単語・表現を、360の英文に凝縮した一冊です。
TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のセンテンス 「はじめに」より
正直なところ、金のフレーズの見出し語だけでは、900点突破は難しいです。
高得点を狙うのであれば、より掲載範囲の広い金のセンテンスが必要になるというわけですね。
さて、これで一応の結論は出しましたが、じゃあ本当に誰に対してもベストな選択肢が金のセンテンスなのか、というとそういうわけではありません。
というわけで、ここから先は、金のフレーズをやったほうがいい人はどんな人?という観点で考えてみたいと思います。
金フレから始めたほうが良い場合について
さて、金のセンテンスのほうがオススメですよ~と書きましたが、場合によっては金のフレーズから始めたほうが良い人もいます。
それは、学習計画に余裕がある人です。
金のフレーズ「から」始めたほうが良い、というのはつまり、金のセンテンスもやることを意味します。
とはいっても、金のフレーズをしっかりこなしていれば、金のセンテンスはサクサク進みます。
私自身、金のフレーズに60時間を費やして、大半を覚えた後に金のセンテンスに進みました。
金のセンテンスは、金のフレーズで学んだ単語が繋がっていく快感があり、楽しく学習することができました。
これがもし、金のセンテンスから始めていたらどうなっていたのでしょうか?
想像でしかありませんが、いきなり金のセンテンスを始めるのはかなりキツく、つらいものになったと思います。
短期集中で結果を出したい人であれば、金のセンテンスから始めて問題ありません。
逆に、長期スパンでのスコアアップを狙っているのであれば、金のフレーズ→金のセンテンスという順番で進むと知識がしっかり定着します。
のり
金のフレーズと金のセンテンス、どっちが覚えやすい?
さて、ここまでは金のフレーズと金のセンテンスの、収録語数の観点で見てきました。
でもそもそも、金のフレーズと金のセンテンスは単語の覚え方に違いがあります。
簡単に言うと、
- 金のフレーズ=フレーズ形式
- 金のセンテンス=例文形式
です。それぞれ、どんな人に向いているのかまとめたいと思います。
- 英文読解に自信がない人
- 難易度順に学んでいきたい人
金のフレーズは、その名の通り、フレーズでの掲載なので、覚える負担が少ないです。
また、単語が難易度順に掲載されています。
なので、自分のレベルがTOEIC600点くらいまでの人は、金フレが向いていると言えます。
- 効率よく単語を学んでいきたい人
- それなりにTOEIC単語に自信のある人
金のセンテンスのメリットは、たった360文で1,500近い単語を学べる点です。
当たり前ですが、その分、一文一文の負担は大きくなります。
文構造の把握をしなければいけないので、それなりの英語力を求められます。
また、難易度順ではないので、ある程度上級者向けと言えます。
金センに取り組むのであればTOEIC600点以上は欲しいところです。
のり
どっちをやるにしても、音声は必須!
最後に、金のセンテンス・金のフレーズ、どちらから取り組むにしても、絶対にやってほしいことがあります。
それは、音声を利用して勉強することです。
abceed analyticsというアプリを使えば、どちらも音声を無料で聞くことができます。
abceed 英語教材アプリ-TOEIC対策や英単語の勉強に
Globee.Inc無料posted withアプリーチ
TOEIC対策アプリabceed analyticsが神すぎる!!
耳を使って勉強することで、リスニング対策にもなります。
特に、同じ音声を嫌になるほど聞くと、そのフレーズ・例文が頭の中で勝手に再生されるようになります。
この状態になれば、スピーキングやライティング能力アップにもつながるので、総合的な英語力の向上に繋がります。
私自身、実はあまり金のフレーズ・金のセンテンスは単語帳そのものはそんなに開いて勉強していません。
ある程度覚えたかな~って段階からは、シャドーイング中心の勉強に切り替えていたからです。
テキストがいらなくなれば、スキマ時間に単語の学習をすることができるようになるので、机に座っているときは別の勉強に時間を充てられます。
こうした好循環に持ち込むためにも、音源を利用した学習を積極的に取り入れるのがおすすめです。
さいごに~単語帳で効率よく勉強しよう~
単語帳を使う意味とは何でしょうか。
私は、効率よく学習を進めるためだと思っています。
無限に時間があるのであれば、多読多聴の中で知らない単語を片っ端に覚えていけばいいのでしょうが、現実的ではありません。
限りある時間の中で、少しでも早く「読める・聴ける」という状態に持っていくためには、頻出の単語を先に覚えきってしまうのが効果的です。
そういうわけで、今回はTOEICにオススメの単語帳として紹介される2冊(金のフレーズ・金のセンテンス)について記事を書いてみました。
- 超短期集中で結果を出したい人は金のセンテンスを
- じっくり取り組む余裕のある人は金のフレーズから
という形で選んでみていただければ幸いです。