のり
先日、2018年度第2回英検の二次試験(面接)の結果が発表されました。
結論から言えば、私は不合格となりました。
英検準一級、落ちたー!!
もったいなかった…次は頑張る!! pic.twitter.com/pKjc9laZTF— Nori🍊ラジオ講座×TOEICブロガー (@Nori_odashi) 2018年11月13日
悔しい気持ちもありますが、それ以上に対策不足を強く実感しています。
今回は、その気持ちを忘れないうちに
- なぜ不合格となったのか
- どうすれば合格できるのか
について深堀りしてみます。
この記事を読んだ人は、私みたいに準備不足にならないようにしてくださいね(笑)
- 英検準1級一次試験が終わった人
- 英検準1級二次試験(面接)対策に悩んでいる人
※(2019年10月追記)無事に合格しました!
こんな人は落ちます!私のパターン【反省編】
まずは、なぜ私が二次試験で落ちたのか、自己分析をしてみました。
その結果、3つの要因が見えてきました。こんな人はきっと落ちてしまいます。
①一次試験後に完全に勉強をやめてしまう
一次試験を自分勝手に「落ちた」と判断して、勉強をやめてしまう人は、かなり不利になります。
当たり前ですが、準備にかけられる時間が違います。
今回の日程を例にとると、一次試験から二次試験まではちょうど4週間ありました。
一方、一次試験の結果発表日から二次試験までだと2週間しかありません。
単純に準備期間が半分になってしまうのです。
「結果がわかってから」では手遅れになるかもしれません。
なので、二次試験対策は早めにはじめましょう。
「結果がわかってから」では手遅れになる!
②二次試験(面接)の内容をよく知らない
そもそも二次試験についての予備知識をしっかり持っていますか?
例えば、
- どんな問題が、何問あるのか?
- どれくらいの量、時間で答えるのがよいのか?
- 採点基準はどうなっているのか、素点で何点取ればいいのか?
最低限この程度は知っておきたいところです。
私は「4コマ漫画があるんでしょ?」くらいの知識でした(笑)
ちなみに英検準1級の試験の流れはこんな感じです。
- 入室
- 氏名と受験級の確認・自由会話
- 4コマのイラストナレーション
- 面接官とQ&A
- 退室
面接の流れをイメージしておこう!
③自己満足で対策を終わらせてしまう
そして3つめが、自己満足で対策を終わらせてしまう人です。
これは言い換えれば、フィードバックのない環境で練習を繰り返してしまっている人ということです。
英検二次試験は面接形式です。
明確な正解が決まっているわけではないので、ハッキリ言えば、印象がとても大切になります。
そもそも自分の英語が他者にどう聞こえているか、という練習をしていなければ、面接対策としての効果は著しく低くなると言えるのではないでしょうか。
人との会話にフォーカスした練習をしよう!
こんな人がきっと合格する!【対策編】
ここでは、不合格だった私が、「こうしていれば良かったかなぁ」「きっと受かった人はこんな対策をしていたに違いない!」と思う点を書いています。
基本的には前述の3つのポイント
- 一次試験後に完全に勉強をやめてしまう
- 二次試験(面接)の内容をよく知らない
- 自己満足で対策を終わらせてしまう
の逆を行くという方針です。
一次試験終わったらすぐに、二次試験の勉強をはじめる
これについては超簡単ですね。
一次試験の感触がどうであれ、すぐに二次試験の勉強をはじめましょう。
もし一次試験に落ちたとしても、二次試験の勉強がマイナスになるなんてことはあり得ません。
過去問研究と合格基準点取得プランをイメージ
二次試験の勉強を始めるにあたって、一番最初に取り組んでほしいのは過去問研究です。
私は旺文社の予想問題を先にやり始めて、失敗したなと思いました。
この予想問題、これ自体はとても良いテキストだと思います。
しかし、時間がない人は過去問を最優先するべきだと思います。
というのも、予想問題と過去問では若干傾向が違います。
実は過去問をみていると、イラストのパターンは毎回かなり似ています。
- 1コマ目:グラフなどをもとに問題提起
- 2コマ目:その問題を他の人(家族や同僚)と共有
- 3コマ目:解決策が順調に進む
- 4コマ目:思いがけない問題が発生
一方、旺文社の予想問題は実際の試験より少し難しい内容に感じます。
具体的には、イラストから流用できる表現が少ないんです。
時間に余裕があれば予想問題にも取り組んでほしいですが、まずは過去問、それから予想問題の順番にしましょう。
ちなみに過去問は最低でも1年分×2パターン=6回分に目を通しておくとよいと思います。
また、採点についても理解を深めておくべきです。
英検二次試験の素点は38点満点で、合格基準点は22点と言われています。
※(2019年10月追記)最近の傾向では22点では少し厳しいかもしれません。
採点項目は下記の通り。
- ナレーション…15点
- Q&A(計4問)…20点
- アティチュード…3点
ナレーションは3つの採点項目にわけられているようですが、その内容自体は非公表です。
ナレーション(3つ)、Q&A(4問)は各項目1~5点、アティチュードは1~3点で採点されます。
0点はありません。つまり理論上の最低点は8点です。
合格基準となる22点は、5点満点の項目で各3点、アティチュード1点で到達します。
もちろん、質問の意味が全く分からない等で見当はずれな答えをしてしまう可能性はあるので、各項目4点を狙うのが現実的な作戦かと思います。
ちなみに過去問はどの出版社のものでもよいと思いますが、私が使ったのは学研のものです。
誰かの前で練習 or 録音
突然ですが、メラビアンの法則という言葉をご存知でしょうか?
人間は、初対面の人から受け取る情報の55%を視覚情報(見た目、しぐさ、表情等)から、38%を聴覚情報(声の質、話す速さ、声の大きさ等)、残り7%を言語情報(言葉の意味、話の内容)から得ているという概念です。
この法則では、言語内容そのものがコミュニケーションに影響するのはたった7%だと示しています。
英検は、もちろん試験なので、このメラビアンの法則が完全に当てはまるシチュエーションではありません。
しかし、面接官だって人間です。視覚情報、聴覚情報が与える影響は少なからずあるでしょう。
さて、ではこのメラビアンの法則を自分に有利に働かせるにはどうしたらよいでしょうか?
答えは、フィードバックを受けられる環境を作ることです。
具体的には、下記2つのどちらか、あるいは両方を実践するのが良いでしょう。
- 他人の前で面接をイメージして練習
- 録音・録画機能を使った練習
他人の前で面接をイメージして練習
1つ目は他の人のアドバイスをもらう方法です。
学校の先生や、塾、ネイティブスピーカーの友達などがいる人はぜひお願いしてみましょう。
でもそれもなかなか難しい、ということもあると思います。
そんなときは、家族や友人に見てもらうのが良いと思います。
心配ありません。メラビアンの法則の話を思い出してください。
そう、視覚・聴覚情報は全体の93%を占めます。
英語があまり得意でない人に見てもらうときは、話してる内容より、それ以外の視覚情報・聴覚情報から受ける印象をチェックしてもらいましょう。
お母さん
お母さん
などなど、内容がわからなくたって、そもそものコミュニケーション能力は測れるものです。
そう思う人は、次に紹介する録音・録画機能を使った練習も併せて取り入れてみてください。
録音・録画機能を使った練習
面接の練習を他の人に頼めない人は、録音・録画を利用した練習をしたほうが良いと思います。
使うのはスマホで十分です。
実際に自分の英語を自分で確認すると想像以上にできていないことがわかります。
頭で思っている以上に、自分の英語は下手なものです。
なかなか恥ずかしくてできないですが、英語上級者と呼ばれる人たちは、みんなやっています。
恥ずかしがらずに録音しましょう!
さいごに~転んでもただでは起きぬ~
試験前日のメンタル術という記事に書いたのですが、私は「試験」にはめっぽう強いタイプです。
【試験前日のメンタル術】大事なテストで力を発揮するための準備できてる?
それでも、今回は落ちてしまいました。
どう考えても練習不足は否めなかったので、リベンジするしかありません。
幸いなことに、二次試験に落ちても、一次試験が1年後まで免除されます。
次は絶対に合格する!という意気込みと、今回の反省点を生かし、2段階も3段階もレベルアップして面接官を驚かせるくらいの気持ちでいきたいと思います!
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