のり
突然ですが今回は、私がハマった海外番組をご紹介したいと思います。
ちなみに私は、国内外問わずあまりバラエティー番組やドラマを見るタイプではありません(笑)
なんとなく間延びしていると感じてしまうものが多く、見終わるより前に飽きてしまうという…
しかし、そんな私が、毎回ハラハラドキドキ飽きることなく見ることができたのが、この『ファイナル・テーブル』なんです。
簡単に説明すると、一流のシェフたちが世界のグルメをテーマに戦うってだけの番組なんですが、
- 番組のスピード感
- できあがる料理の意外性
- 良く練られた競技ルール
- 色んな文化・言語に触れられる
など、ハイレベルな構成で、製作陣に脱帽する出来上がりでした。
残念ながら、『ファイナル・テーブル』はNetflix限定のコンテンツとなってしまうのですが、Netflixは30日間の無料トライアルもできるので、気になる方はそちらもご検討ください!
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オススメポイント①テンポが良くて飽きない
ドラマの内容を語る前に推しておきたいポイントは、スピード感のある番組進行です。
個人によって好き嫌いが分かれると思いますが、『ファイナル・テーブル』は息もつかせないような早いシーン展開で番組が進みます。
1話あたりおよそ1時間(48分~59分)ですが、その長さを感じさせません。
その秘密を説明するために、まずは番組の基本情報をご紹介します。
腕に自信のあるシェフがチームで挑む勝ち抜き戦。味にうるさい有名人審査員の舌をうならせるべく、制限時間と戦いながら9ヵ国を代表する料理の出来栄えを競う。
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というわけで簡単に補足します。
- 2人1組、合計12組による料理対決
- 1回の放送につき、1つの国の料理で対決
- 1回戦(その国の代表料理)⇒2回戦(その国の代表食材)
- 1回の放送で1組が敗退していく勝ち抜き戦
言葉で説明するのは難しいですね…というわけで簡単なフローチャート。
簡単に言ってしまえば、
60分の間に、2回分の勝負を見ることができる
というわけです。
出し惜しみがないんです。無駄がないので、本当に飽きずに見終えることができます。
オススメポイント②できあがる料理の意外性
オススメポイントの2番目は、料理の意外性です。
一流のシェフが、じっくりレシピを考え、たっぷり時間をかければ、それはそれはおいしいものが出来上がることでしょう。
でも、『ファイナル・テーブル』はそうはいきません。
まず、テーマとなる料理・食材は作り始める直前に決まります。
時には、一流のシェフたちですら作ったことのない料理が指定されたりします。
2人1組なので、ペアと相談しながら進めていくのも面白いところです。
また、制限時間が1時間なので、じっくり作りこむことができません。
演出もあるかもしれませんが、どのチームも最後の1秒まで盛り付けをしており、これがまたドキドキ感に繋がります。
そんな風にしてできあがった料理は、私たち一般の人では想像できないような、創造力に溢れたものとなります。
これがこの番組の醍醐味のひとつとなるわけです。
オススメポイント③良く練られた競技ルール
ここまでスピード感、料理そのものを取り上げましたが、それを際立たせているのが、競技ルールです。
まず、トップを決めるのではなく、下位(敗退チーム)を決めていくスタンス。
こうすることで、1回の放送内で、敗者復活戦を描けるというメリットがあります。
1発勝負にしてしまうと、運の要素がかなり強くなってしまいます。
しかし、下位3チームを再戦させることで、敗退するチームも納得することができます。
実際、敗退することが決まったチームも「やりきった!」という表情で去っていくので、爽やかな後味になります。
また、1回戦がその国の代表料理、2回戦(敗者復活)がその国の代表食材というのも面白いです。
これはつまり、1回戦ではどんな食材を使うのか、2回戦ではどんな料理に仕上げるのか、という違ったクリエイティビティを発揮する必要があるということです。
同じような対決方法ではどうしてもワンパターンな演出になりがちですが、そうならないような配慮と言えるでしょう。
そして、1回戦では(その国の有名人といえど)料理に関しては素人が、2回戦は超有名シェフが判定するので、その辺の戦略性も問われます。
オススメポイント④色んな文化・言語に触れられる
そして最後のポイントは、色んな文化に触れられることです。
料理というのは、お国柄を示す代名詞のようなものです。
どうしてその料理が生まれたのか、なぜその食材を使うのか、そこには長い期間で築き上げられた歴史があります。
そういった背景に思いを馳せながら見ると、少し世界観が広がる気がします。
また、各国の審査員はもちろん、参加しているシェフたちも、さまざまな国の出身者です。
アメリカ製作の番組なので、基本的にみな英語を話しています。
しかし、その英語は本当に多様で、イギリス英語、インド英語、スペイン語混じりだったりです。
色々な英語に触れられるという点でいえば、ある意味リスニング教材ともいえるかもしれませんね(笑)
それから、料理に関する英語を学べます。
例えば、「炒める」はなんというか知っていますか?
実は、「フライ(fry)」です。
日本語では「揚げる」という印象が強いのですが、単独では炒めるというニュアンスになります。
(ちなみに「揚げる」は「ディープフライ(deep fry)」で、「 たくさんの油で炒める」というイメージで使っています)
こうした、日常で使うけど言い方がわからない料理に関する語彙を学べるのも楽しいポイントのひとつになりますね。
さいごに~料理好き必見です!
今回は、ちょっと英語学習要素の弱い記事でしたが、広い意味で考えたときに英語学習にも役立つ要素の詰まったバラエティー番組ということで『ファイナル・テーブル』をご紹介しました。
冒頭にも書きましたが、
- 番組のスピード感
- できあがる料理の意外性
- 良く練られた競技ルール
- 色んな文化・言語に触れられる
これらの要素が絡み合ってできあがった『ファイナル・テーブル』必見です!
この記事で興味を持たれた方はぜひ、見てみてくださいね。