わた
この記事を読んでいるということは、英検2級一次試験を合格されたということでしょうか✨
わた
あと、一歩です!💪💪
今回は3年以上塾講師・模擬面接官を務めている私が、何十人もの英検受験生を指導する中で気づいた陥りやすい間違いを中心に、合格ラインまで持ってくるポイントを面接Q&Aのパートごとに徹底解説します💪
- 英検2級二次試験を初めて受ける人
- 英検2級二次試験の対策をどうしたらいいのか分からない人
- 面接が苦手な人
英検二次試験の基本的な流れや、どの級にも共通する面接突破テクニックについては、こちらをご覧ください😊
本文の黙読&音読
面接官と簡単な挨拶を交わしたあと、最初にするのが、問題カードにある本文の黙読と朗読です!
本文の黙読(20秒)
問題カードを渡されたら、
などと言われ、本文を黙読する時間が20秒が与えられます。
ちなみにこの本文は70〜80ワード前後。
この20秒間にしておきたいのは以下の2点です!
- 本文を全て読んで内容を把握する💡
- 単語の発音を脳内でイメージし確認する💡
ただダラダラと黙読をするのではなく、次にある質問に備えて、しっかりポイントを掴んで理解することが大事です。
そして意外と見落としがちなのが、②の単語の発音を脳内でイメージし確認すること。
知っている単語であれば、まだ大丈夫ですが、知らない単語・見慣れない単語が本文に含まれるときは、ある程度この黙読の20秒の間に読み方の見当をつけておくことが大事です👀
確かに、20秒で70〜80ワード前後の文章を読み終えることができない人がほとんどだと思います😅
でも速読は訓練をすれば、できるようになります💪
まずは、単語・構文ともに完全に理解できている70〜80ワード前後の文章を反復して音読する練習しましょう。
徐々に初見でも読むスピードが上がっていることが実感できるようになりますよ!
本文の音読
本文を黙読する20秒が経過すると、試験官に、
などと言われるので、本文の音読をします!
音読に制限時間はありませんが、以下のポイントに気をつけましょう。
- タイトルを忘れずに読む💡
- 棒読みにならないよう、区切るところや強調するところをチェック💡
- 発音・アクセントに注意する💡
- 分からない単語でも、堂々と「それっぽく」読む💡
②の棒読みをしないのは、当たり前のように感じますが、文の内容が理解できていなかったり、構文が取れていなかったりすると、棒読みになりがちです😅
また、読む際に内容が理解できていなくても、コンマの後は間を置いたり、列挙するときは区切りごとに語尾を上げたり(A⤴︎, B⤴︎ and C⤵︎)することはできそうですよね👀
④の堂々と「それっぽく」読むこともすごく大事です!
初めて見た単語でも、テンパらずに、まるで知っているかのように堂々と読むと、どうにかなるものです(笑)
知らない単語を目にすると、なぜか当然ローマ字読みになってしまう人がいますが、落ち着いて英語らしく発音することを意識してみましょう👆
コツは、単語をバラバラに(音節ごと)に分けてみることです。
例えば、alternatively。
「あるて…なてぃぶり?」とは考えずに、
al + ter + na + tive + ly!
“al”は “all”っぽいから、「オール」
“ter”は “water” の一部分っぽいから「ター」
と考えてみれば、「オルターナティブリー」っぽい発音が導き出せるはず💡
とはいえ、英語は例外と矛盾だらけの発音と表記なので、ピンチを乗り越える時の策として覚えておいてください😊
Questions ①〜④
本文の黙読と音読の次には、早速4つの質問に答えていきます!
Question ①〜文章読解〜
まず最初の質問は、文章を理解できているかが問われる問題で、 “According to the passage, 〜” から始まります。
本文から該当部分をそのまま丸々抜き取ってしまう💦
3級までの級では、該当部分の文を丸々抜き取るだけで正解できましたが、準2級〜2級では、ただ抜き取るだけでは充分に点数が取れません!
ある程度自分で作文をしないといけないんです。
コツは、 “Why”で聞かれたら”Because〜”で、 “How”で聞かれたら “By 動詞ing〜”で答えるということ。
簡単なようですが、該当部分は合っているのに、Because やBy〜がないことによって質問と答えが噛み合わなく、もったいないことになってしまいます💦
意外とできていない人が多いので、気をつけましょう💡
Question ②〜3コマ描写〜
2問目は、問題カードの下にある3コマの絵を見て、そこに描かれている人物を描写する問題です。
3コマの絵は物語のように話が繋がっています。
描写を始める前に、イラストを見る時間が20秒与えられます。
ちなみに面接官は「はい、今から20秒!」と言ってくれません😅
“Now, please look at the picture and describe the situation…”
などと言われるので、とにかく2問目に入ったら、すぐにイラストを見て、出来るだけ長く考える時間を確保しましょう。
“Please begin” を合図に、描写を始めてください。
気をつけるのは以下の3点!
- 指定された文で描写を始める💡
- イラスト内に書いてある時間や場所の表現を活用する💡
- 絵のみならず、セリフや吹き出しの説明もしっかりする💡
時間制限は特にありませんが、1コマにつき2文程度は説明するように気をつけましょう🤗
時制が正しくない💦
この問題で一番多いミスは、意外と「時制が正しくない」ことです。
基本的に、過去の出来事を説明する形になるので、きちんと過去の表現にすること💡
もちろん機械的に全て過去形にするのではなく、イラストのストーリーに応じて、過去完了形や過去進行形を使うこともあると思いますが、基本的に過去の出来事だということを頭に入れておきましょう💡
Question ③〜自分の考えを述べる〜
2問目が終わると、問題カードを裏返すように言われます。
“Some people say that…” のようにある人たちの意見が紹介されたあと、”What do you think about that?” などと本文に関連したトピックについて自分はどう思うか意見を聞かれます。
ここでのポイントは3つ!
- 必ずその意見について賛成なのか反対なのかを最初に言う💡
→I agree./ I disagree. - その意見になぜ賛成・反対なのか理由と根拠・具体例を述べる💡
- 面接官の目を見て話す👀
至ってシンプルですが、意外とできていない人がすごく多いです。
①「どう思うか」と言う質問なので、Yes/Noでは答えないようにしましょう!
②は理由や詳細を答える際、余裕があれば1文ではなく、2文ほど答えると、内容面で充実した答えになりやすいです😎
また③面接官の目を見て話す、についてですが、最初の2問では問題カードに解答の情報が書いてあるので、そのカードを見れば良いですが、3問目からは見ることができません。
アティチュード(態度)点は、そこまで配点が多いわけではありませんが、うつむいたり、目が泳いだりするよりかは、しっかり面接官の目を見て話した方が印象が良くなりますよ😊
Question ④〜自分の考えを述べる〜
いよいよ最後の質問!
①〜③は本文に関連のある質問なので、ある程度予想がつく質問が来ますが、④に関しては唯一、本文と全く関連のないトピックについて、自分の考えを述べる質問がされます。
本当に関係のない質問をされるので、2級二次試験の中で、正直一番心臓に悪いパートだと思います😱
Yes/Noで答えられる質問をされたあと、Why/Why not?と理由を聞かれたり、”Please tell me more.” “Please explain.” などと詳細を促されたりします。
点数を確実に取りに行くポイントは3つ!
- Do you〜?で聞かれたら、
→Yes, I do./No, I don’t.💡 - Are you〜?で聞かれたら、
→Yes, I am./No, I‘m not.💡 - Why/Why not? と聞かれたら、
→Because〜で答える💡
至ってシンプルですが、意外とできていない人がすごく多いです。
理由や詳細の説明が1文のみ💦
1文の答えが全て悪いというわけではありません。
ただ、4問目も、3問目と同様、理由や詳細を聞かれるので、落ち着いて2文ほど答えられると満点を狙える回答になりますよ😊
最後に〜備えあれば憂いなし〜
筆記試験に比べて、試験前からやたら不安を煽ってくるのが面接ですが、はっきり言って突拍子もない想定外の質問が来ることはありません!
仮にそれが想定外だと感じたのだとしたら、それは残念ながら準備不足です💦
わた